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御由緒

御由緒

新小岩厄除 間々井香取神社は、經津主命(ふつぬしのみこと)を祀り、元和三年(1617年)に再建された、ご神徳の多い、有り難い神社です。 当時、当地には16軒の農家しかなく、その小松川16軒農家が当神社を創立したと言われています。 また、神社の東を流れる小松川(現親水公園)は、下総・国府台真間(しもうさ・こうのだいまま)と武蔵江戸城を結ぶ重要な水路でしたが、伝説によれば長禄の頃、太田道灌持資(おおたどうかんもちすけ)が国府台控城に往来のとき、この神社に船を泊め、霊水を汲み、船路の安全を祈願したと伝えられています。 現在の本殿は、文政五年(1823年)、今より約180年前、五分一に住む宮大工八郎次(はちろうじ)が、用材を仕入れ、10年の歳月を経て、天保三年に完成された名建築物です。 遠い長禄の時代より平成の今日まで、有り難いご祭神のご神徳に感謝し、その霊験(れいけん)を戴き、信ずる人々の念願の達成をお祈り申し合掌いたします。

御祭神 經津主命

『日本書紀』の一書によれば、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が軻遇突智(かぐつち)を十握剣(とつかのつるぎ)で斬殺したとき、剣から滴り落ちた血液が天安河原(あまやすのかわら)にある五百箇磐石(いおついわむら)となった。經津主命はその岩の御子神であるという。 「フツヌシ」という神名は、刀剣で物がプッツリと断ち切られるさまを表す「フツ」と、神であることを示す「ヌシ」とからなり、この神が刀剣の威力を象徴する神であることを示している。